久々野 こころ

■人間観察に学ぶ恋愛イロハ■浮気をしない理由までもポジティブな愛

ある日、自身の彼女への愛情を熱弁する男性と遭遇した。その男性が浮気をしない理由として掲げていた動機が大変ポジティブだった。浮気をしない理由1つをとってみても、相手への愛情が図り知れるのかもしれない。

 

■人間観察32:浮気をしない理由でポジティブさを感じさせた男性

彼氏いない歴958日と3時間24分……。最近の話だ。いつものように私は一人で店にふらりと立ち寄り、そこで耳にしたあるポジティブな男性の話だ。友人関係にある男性複数人による新年会といったところだろうか、親しい雰囲気でワイワイと盛り上がっていた。そんな中、お酒が進んできたからだろうか、ある一人の男性が自身の彼女への愛情を語り始めた。

「俺は絶対に彼女を幸せにするんだよ!悲しませたくないし嫌な思いもさせたくない。浮気なんて絶対にしない!そもそも浮気をしたいとこれっぽっちも思わないほど彼女のことが好きだから!出会えて本当に良かった!」と熱弁していた。

周りの男性たちは「わかったわかった、お幸せにな」と茶化していたが、「彼女のことがどれくらい好きなのか」について熱弁していた男性のことを素敵だと思わずにはいられなかった。その男性の素敵さに痺れると同時に、「浮気をしない理由」だけを取ってみても愛情の深さがわかるのかもしれないと感じさせられた。

 

□浮気をしない理由には「相手を傷つけたくない」もあるだろうが

浮気をされると「恋人である私という存在がありながら、他の異性に何らかのリソースを割くのが許せない」「私だけを見てくれていると信じていたのに裏切られた」とショックを受けたり相手のことが信じられなくなったりして何らかの形で傷つくだろう。ひょっとすると怒りの感情や他の異性への嫉妬など、人間の様々な感情が噴出することだって十分にあり得る話だろう。私は浮気をされる・されない以前の問題に分類される人間だから、あくまでも私の想像でしかないのだが。

自分自身に恋人として大切なパートナーがいる場合、「浮気をしない理由」としては当然「相手を傷つけたくないから浮気をしない」も挙げられるだろう。これももちろん嬉しくないことはないし、大切にされていると感じられる。しかしながら「相手を傷つけたくないから」という理由は良いように聞こえるものの、結局は消極的な動機ではないのか。難癖をつけているようだが、私にはそう思えてならない。

交際相手以上に素敵な相手と出会ったら意志がゆらぐことだって十分に有り得るだろう。その場合に「傷つけないために浮気をしない」を掲げているのなら、「傷つけないように、浮気のことは隠し通しておけば良い」と考えることも否定できなくなるのではないか。「交際相手を傷つけないために浮気をしない」はあくまでも消極的な理由であるがゆえに、不確定要素といえる「将来どんな人と出会うのか」が交際の存続に大きく関わってくる点では長続きしなさそうに思えてならない。

 

□ポジティブな理由を掲げられるほど愛してくれる人はどこに

浮気をされる・されない以前の位置にあるものの、私にとっても浮気はされて嬉しいものではない。それならいっそのこと今のまま、一人でいるほうがずっとマシだというものだ。私が愛した感情や大切にする、信頼する、この人となら大丈夫などの交際にあたって抱く感情の何もかもを浮気によって破壊されてしまうくらいなら、最初からないほうが良い。私のことなら出会わなければ良かったとさえ感じるだろう。

話が逸れたが、消極的な理由ではなくあの日遭遇した男性のように「誰よりも交際相手が1番だから浮気をしない」という積極的な理由があるのなら、きっと幸せはいつまでも続くだろう。たとえどのような人が現れようとあれほどまでの愛情があるのなら、何のこともなく乗り越えられるはずだと思えるからだ。あれほどまでの愛情を抱いてくれているのなら、交際相手の彼女にしてもあの男性のことを心の底から信頼しているだろうし、あの男性もまたそう思ってくれている彼女のことを大切にするはずだ。

あの男性の素敵さに感心してしまったと同時に、浮気をしない理由1つにしても相手への恋愛感情の度合いが図り知れるのかと思わせられた。ただ、「浮気をしようと思わないほど相手のことを愛することができる人と付き合う」あるいは「それほどまでに相性の良い人と出会いから交際に発展する」といった出来事が、どうすれば私の人生の中で起きるのかがわからないのが問題だ。あの男性ほどポジティブな「浮気をしない理由」を掲げるほどに愛してくれる人とどうすれば出会えるのかがわからないし、出会おうとして出会えるものではないはずだ。その点では、あの男性の交際相手の女性は大変恵まれていて幸せな人で、あの男性の愛情に相応しい素敵な方であるに違いないと勝手に想像する。




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