霜降 どいや

《出会いに夢見るおっさん女子》お一人様を笑う人に過去の自分を見る

もともと1人行動が多かったっていうのもあって、恋愛が面倒になった今はだいたいどこへ行くにも「お一人様」なんだよな。私がある日お一人様をキメた日に遭遇した彼氏持ちの女が、まるで過去の私を見ているような奴だったからいろいろと感じてしまったんだよ。

 

・おっさんみたいな性格が先かお一人様が先か

もともと1人で行動することに何の抵抗も抱かねえし、むしろ1人でなんやかんやするほうが好きなんだよな。誰かと何かをしたり行ったりするのももちろん楽しいけどよ、誰かと行動を一緒にする限りは私と相手の都合をすり合わせる必要があんじゃん。私が唐突に◯◯に行きたい・△△をしたいと思ったとしても、相手が必ず私の都合に合うとは限らねえわけで。私の◯◯したい欲は唐突に現れて、「思い立ったが吉日」ってなふうにすぐにそれを実行したくなるあたり、私は根っからのソロプレイヤーなんだろうよ。

そういう性格もまた、恋愛が得意じゃねえ・恋愛に向いてねえってのに関係してんのかもしんねえなって最近思うんだ。恋愛が面倒に感じられるほど失恋を繰り返して、今のおっさんみたいな私があるからこそ、ソロプレイが板についたとも言えるけどよ。なんつーか、「卵が先か鶏が先か」みたいに、「恋愛が面倒な性格が先か、ソロプレイが得意な性格が先か」って感じなんだよな。

恋人がいなければ恋愛や出会いのイベントとは程遠い今は、もう大抵どんなところでも1人で行く。いわゆる「お一人様」っていうやつには何も思わねえしし、むしろ自分のペースで自分の好きなところに行ける自由さがたまらなく好きだ。でも、私が1人で向かう先には、稀に私のようなソロプレイヤーを悲しい・寂しい・惨めだと感じる人がいるんだよな。

 

・ソロプレイの私を笑う彼氏持ちの女

それは「ああ、甘いもん食べたいな」と向かったカフェでの話だ。スイーツが売りのカフェだからよ、そういうカフェ特有の「彼氏彼女と一緒に来るにはピッタリなデートスポット感」があって周りにはカップルっぽい男女がかなりいたんだよ。そのカップルが多い店内は特に気にすることは無かったし、「やっぱこういうカフェは全席禁煙だよな~」ってスイーツを食べた後にどこの喫煙ルームに行こうか考えてたくらいだった。

でも、私の近くにいたカップルのうちの1人の女が私をチラチラ見ながら「こんなところに1人で来るとか(笑)」ってな具合に、お一人様をしている私の耳に聞こえる声量で宣ってたんだよな。その女の彼氏は「そんなこと言うなよ」って雰囲気で、彼女の発言をスルーしていたけどよ、もちろん私は聞こえていたわけで。私が「私に向けてそのようなことを言ったのはお前か?」ジッとその女を見続けていると、途端にバツが悪そうにしていたよ。

「え?本人の耳に聞こえるボリュームで?その本人をdisるようなことを?本人の近くで?言う?普通言う?マジ無えわー」とは思ったものの、特にその時にはあんまり気にしなかったんだよな。その店のスイーツは最高に美味しかったし、私の甘いものを食べたい欲は満たされたからよ。でも、その店を去った後に一服するために入った喫煙ルームで「あの彼氏持ち女は、昔の私のような奴だったな」ってぼんやり思ったんだよな。

 

・いつまでも あると思うな 彼氏と出会い

あの時あの場面で「お一人様」をしている私にコメントをしたあの女にしてみれば「彼氏がいなくて1人でこんな店に来ているなんて可哀想。対して彼氏とこのお店に来ている私はこの人のように可哀想じゃない」という気持ちなのかもしれねえよ。もうな、「なんて恋愛思考に囚われていることか」って鼻で笑いそうになったよマジで。それに、まるで恋愛に必死になっていた昔の私自身を見ているようだったんだよな。

私も恋愛や出会いに必死だった頃は恋愛思考に囚われていたから嫌になるくらいわかるんだけどよ、恋愛思考に縛られてると何につけても「恋人がいないなんて」「恋愛をしないとか」って恋愛や恋人の有無が判断基準になるんだよな。だから、恋愛をしている・恋人がいる私は最高って考えを持つと同時に、失恋をしたり付き合っていた恋人と別れたりすれば「恋人がいない私なんて」「恋愛をしていないなんて人生損してる」なんていう結論が出てくる。あの日遭遇した女は、そういう思考回路を「スイーツがイチオシでデートスポットとしても人気のカフェに1人で来ている女こと私」に当てはめたんだろう。

でもな、いつまでもその恋人と付き合える・恋愛や出会いに恵まれると思い上がってんじゃねえよ。見ず知らずの私に失礼なことを口に出すほどの人間性の女が、いつまでも彼氏がいることに甘えてんじゃねえよって話なんだよな。私のようなおっさんみたいな人間にならねえとは限らねえし、もしも自分がその恋人と別れて失恋をして出会いに恵まれなかった時には、お前が私に聞こえるように言ったその台詞がお前自身を苦しめる呪いになるんだぞって勝手に思ったよ、「明日は我が身」じゃねえけどよ。恋愛思考に縛られて無理に恋愛を繰り返し、結果恋愛自体が面倒になってしまった私としては、あの日の女に過去の私を見てしまったせいで何とも言えねえ気持ちになったよ。




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