霜降 どいや

《出会いに夢見るおっさん女子》今頃の季節にサプライズが嫌いになった

今の時期になるとどうしても「サプライズが嫌いになった原因の何年か前のクリスマスの記憶」が蘇ってくる。ある年の、その当時付き合っていた彼氏とのクリスマスでサプライズが嫌いになったと同時に、サプライズをする男も苦手になったんだよな。

 

・サプライズが嫌いになった何年か前のクリスマス

街やメディアがクリスマスに彩られる、丁度今頃のクリスマスの時期は好きだ。少し浮足立ってる感じも、いよいよ年末だなって感じる雰囲気も好きだ。けれど、今頃のクリスマスの時期になると、サプライズが大嫌いになった苦い思い出が蘇る。それは、昔の恋人にきっと「私が喜んでくれるだろう」と秘密裏に進められていたサプライズで、めちゃくちゃに私がキレて別れてしまった最悪なクリスマスの経験だ。

当時の彼は悪意0%・善意150%で、私の部屋でケーキやらご馳走やらプレゼントやらあとは室内の飾り付けを頑張って「仕事から帰ってくるであろう私」を待っていたんだろうな。けれど、その日の私は「クリスマスは一緒に過ごせられない」と彼から聞いていたこともあって、終わらせたい仕事を処理して帰りが遅くなった。年末ってこともあって数日前から仕事で大変だったんだ。で、帰ってみると何故かクリスマスな雰囲気の自分の部屋で、「どうして帰りが遅くなったんだ」と怒っている彼氏がいる。サプライズだから言えなかったってのもあるだろうけど、言ってくれたら早く帰ってきたのに。

とにかく、私の部屋でサプライズをして、帰りが遅かった私に勝手に怒っている彼の様が、仕事から帰ってきて疲れている私にはツラすぎた。ツラすぎたというかこっちにも余裕が無いのに理不尽に怒られている気がして、頭にキたんだよな。「勝手にしておいて勝手に怒るとか意味分かんねえよ。そもそも会えないって言ってたから仕事残ってただけで、会えるって分かっていたら早く帰ってきたし何なら休みも申請した」ってなふうにキレた。

 

・サプライズから感じられた「独りよがり」

サプライズの何が嫌だったかって、「喜んでくれるだろう」って悪気はないんだろうけど「私が喜ぶかどうか」だけが考えられていて、実際の私の生活だとか仕事だとかを考慮されていなかったところなんだよな。もっと具体的に言えば、「結局は彼の自己満足だけでサプライズが行われた感」、これがとにかく嫌だった。

仕事に追われて大変な目に遭わず、余裕を持って早く帰ってこられたのなら、私はあのサプライズを「え~!すっご~い!こんなサプライズを考えてくれていたの!?素敵!クリスマス会えないって言ってたのは、このサプライズのため?!好き!」ってなったのかもしれねえよ。けれど、実際の私は年末で仕事に追われまくって、いつもよりも遅い時間だけれど何とか帰ってきて「ヘトヘトだし明日も早いし、一刻も早く寝たい」と切実に願っていたんだ。そんなときに家で勝手にサプライズを企画して、勝手に盛り上がって、勝手に「どうして早く帰ってこないんだ」ってキレられても、「私だって早く帰って来たかったに決まってんだろ?仕事だから仕方ねえだろ、ふざけんな」としか思えなかったんだよな。

それに、結局お前は「彼女が喜んでくれるサプライズを行えるだけの素敵な恋人」って称号が欲しかっただけじゃんって感じられたんだよな。一瞬でもそう感じられたら、もうダメだった。根暗でネガティブな性格のせいで、「どうせ私は所詮、お前がいかに素敵な恋人であるかを演出するための道具なんだろ?」とすら感じるようになったからな。どんだけひねくれてたんだよ、当時の私は。

 

・サプライズ大好き人間はもう勘弁

そのサプライズ元カレと出会った頃には、まさかクリスマスのサプライズが原因で別れてしまうなんて思いもしなかったよ。出会ってなんやかんやあって付き合い始めた頃から私のことを大切に考えてくれていたし。でも、「私を喜ばせたい・楽しませたい」って気持ちが強すぎて、「実際の私はどう感じるか・受け取るか」が見えなくなってるのかな、と感じられる場面がちょくちょくあった。いろいろと思う部分はあるけれど、「良かれと思ってしてくれているし、悪くは言えないよね」って気持ちから何も言わずに恋人関係を続けていた。

あのクリスマスのサプライズで爆発した感情は「それまでに溜まっていたものが噴出した」というよりは、「普段なら心の中でグッと堪えられたんだろうけれど、それができるほどの余裕がなくてガンガン出てきた」ってなふうに思う。だから、あのサプライズ元カレとは、あの悲惨なクリスマスでなかったとしても、いずれは何らかの形で感情が爆発して別れることになったんだろうなって思うよ。

で、私の考えも相当にひねくれているんだろうけれど、クリスマスの悲惨な結果に終わったサプライズが原因でサプライズ自体が嫌いになってしまった。いろんなメディアで紹介されている素敵なサプライズは確かに素敵だとは感じるよ。でも、実際にサプライズをされるとなると、「サプライズを受け入れられるだけの余裕がないと無理だな」と感じてしまって、心の底から「サプライズは良いな~素敵だな~」とは思えねえんだ。今ではサプライズをしてくれるような相手はいないけれど、これから先ではもうサプライズ好きな男は願い下げしてえよな。




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