霜降 どいや

《出会いに夢見るおっさん女子》好きを理由にできるのは両思いから

恋愛に必死だった頃、片思い中にはその相手にいろんなことをした。まさに「好きな人に振り向いてほしくて尽くしてばかり」ってやつだった。でも、そういう努力をしたところで両思いとして報われることはほとんど無かったし、実を結んだのは相手も私に気がある場合くらいだったんだよな。

 

・恋愛に必死だった頃、私が努力したのは

恋愛に必死になっていた昔は出会いの場を心の底から欲していたし、その出会いの場から知り合った人へのアプローチでも全力を尽くしていたんだよな。そういうふうに恋愛や出会いに対して必死になれた当時の私の馬力はすげえよ。ただ、片思いの段階で相手のことが好きだからってよ、相手への恋愛感情を理由にいろいろとしたところで成功することはほとんどなかったんだよな。

私は外見に関しては大変恵まれて生まれたわけじゃねえ。それでも私なりに見た目を気にしたりファッションでもモテを追究したり、モテるための異性により良く思ってもらうための努力をした。ただ、それだけじゃあなかなかうまくはいかなかったんだよ。だから私は私が好意を寄せる相手の人に「少しでも気に入られたい」「振り向いて、好きになってほしい」って感情から、相手が喜びそうなことをした。言ってしまえば「相手に尽くす」っていうのにも一生懸命だったんだよな。

で、「好きな人に振り向いてほしい」って気持ちから気を利かせたりなんやかんやと親切にしたりするそういう努力が実を結んだのは、相手もまた私に対して好意を抱いているときだけだった。私の一方通行の恋愛感情からなんやかんやと優しくしたり親切にしたりした片思いは、最初から最後まで片思いのまま終わることがほとんどだったんだよ。

 

・相手への好意を理由にしていたときに気付いたこと

むしろ、「振り向いてほしい」「こんな私でも好きになってほしい」って気持ちから相手に尽くせば尽くすほど、その熱烈的なアプローチは逆効果に終わるばかりだった。一方的に相手のことが好きだからと、その好意を押し付けても煩わしく疎ましく思われるだけだったんだよな。今でも当時を振り返ってみると虚しくなるくらいには、当時の私の空回りぶりは目も当てられねえよ。

今ならわかるよ、どれだけ尽くしたとしても振り向いてもらえねえならそれまでだし、どれだけ愛情を向けたところで鬱陶しがられるか良いように利用されるだけだよ。まあ、相手のことが一方的に好きだからといろいろして、それに対して見返りを求めるのはお門違いも甚だしいだろうしよ。当時の私は「振り向いてほしい」「好きになってほしい」って気持ちからなんやかんやと尽くして、その見返りとして「相手が私に恋愛感情を抱くこと」を求めてたんだよな。ただ、恋愛に必死だった昔の私はその事実に気付いていなかった。

「好き」を理由にすれば許されるとさえ自分自身の恋愛感情に謎の自信を抱いていたし、そうしなければ相手と両思いになれないとも考えてたんだよな。マジで馬鹿野郎だと思うよ。自分が好きでもねえ奴にいろいろしてもらっても嬉しいわけねえし、どんどんその行動に拍車が掛かってきたら気持ち悪ささえも感じるだろって話なんだよな。

 

・好きを理由にできる人権は片思い中では手に入らない

「好きだから」って理由でなんやかんやしても許されるのは、片思いの段階じゃねえよ絶対に。こちらが勝手に相手に恋愛感情を抱く片思いの段階でなんやかんやしたところで、相手にしてみれば「好きでも何でもねえ奴からの、よくわからねえ行動」でしかねえんだからよ。

今なら言えるよ、相手に対して「好き」を理由にできるほどの人権を持てるのは、両思いになって恋人として付き合った頃からだろう。それより前のタイミングでなんやかんやしても結果は空回りするだけで、その尽くした時間と労力が無駄になるだけなように感じてならねえんだよな。昔の私自身の境遇からそういうふうにひねくれた考え方になってんのかもしれねえけどよ。

私はスタート地点を間違えて片思いの頃から早出ししていたように思う。そりゃあ恋愛で失敗するのも無理ねえよ、片思いの段階で適度な距離感を維持できねえどころか自分の恋愛感情ばかりに浮かされて相手の気持ちを考えずにいろんな行動を押し付けてたんだからよ。鬱陶しく煩わしく疎ましく思われるのも「そりゃそうだ」って話だし、片思いの段階での適度な距離感を心がけていれば台無しにならなかった恋愛の数は知れねえよ。

恋愛が下手で不器用な私なりに必死になっていたけどよ、結局はガムシャラで身の丈に合ってなかったから恋愛自体が面倒になって今の私になってしまったんだろうな。もしも恋愛や対人での器用なスキルが備わっていれば、片思い中の距離感で失敗することもなければ、恋愛自体が面倒になるほどに失恋を繰り返すことも無かったんだろうなとは思わなくはねえよな。




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