霜降 どいや

《出会いに夢見るおっさん女子》相手のことを思っているようで実は…

1人の時間が大好きな私にとって、交際中にそんな時間を設けられねえのはなかなかに辛い。交際した男の中でも、1人で楽しんでいる私のことを気にする奴がいた。最初は嬉しかったものの、どんどん違う印象を抱くようになったんだよな。

 

・恋愛思考と1人の時間の両方を求めていた頃

もうこのコラムで何回書いてきたかわかんねえけど、私は1人の時間が好きだ。読書に映画やドラマの観賞で様々な物語を楽しみたいし、1人で気ままに外出するのも好きだ。人の何倍も趣味がある私にとって、それを楽しめられねえってのはなかなかに辛い。趣味を楽しむ時間が私にとって精神安定剤つっつーか、ストレス解消法の1つだからよ。だから「恋人がずっとそばにいて、かつ私の趣味を全然楽しめられねえ状況」っていうのは、私にとってかなり辛い。

どれほど恋人や好きな人のことを大切に思っていたとしても、私がこよなく愛する趣味の時間を邪魔されると次第にその愛情も少なくなってくる。好きなことをできねえその不自由さが愛情を失わせるのかもしれねえし、好きなことで発散できたはずのストレスがどんどん溜まっていって結果精神的余裕が全く無くなって相手への見る目も変わるってことも関係してるんだろうよ。

恋愛が面倒でモテだとか出会いだとかを欲さなくなった今でこそ、思う存分1人の時間を楽しめられてる。でも、1人の時間が好きなのは今に始まったことじゃねえし、幼い頃からの性格とも言えるんだよ。だから一昔前の恋愛に必死だった頃でさえも「恋愛をしていない私なんて」「恋人がいないなんて」とは思いながらも、趣味を楽しむための1人の時間をちゃっかり確保していた。そんな私にとって悩みのタネだったのは、「早く会いたい」「そばにいないとき俺のことをどう思ってる?」「なんで連絡をくれないんだよ」と頻繁に言ってくる彼氏の存在だった。

 

・最初は私のことを考えてくれているんだと思えた元カレ

正直なところ、その彼氏と出会った・付き合った当初は「早く会いたい」「なんで連絡をくれないんだ」と言ってくれること自体が嬉しかったんだよな。「こんなことを言ってくれるほど、この人は私のことを愛してくれているんだ」って思うことができたからよ。1人の時間が欲しくて、「趣味に没頭する時間が私には必要だから」とその彼氏にも伝えて有言実行していたはじめのうちは、「きっとそばにいない私のことを思ってくれているんだろう」と感じていた。

でも、そう感じられていたのは本当に付き合い始めた頃だけだった、残念なことに。次第に相手が私に言ってくる内容が「今すぐ会いたいから来て」「連絡をしてこないってことは、なにかやましいことをしているのか」ってエスカレートしてきたんだな、これが。昔は「束縛が激しいタイプか」「そこまで私は信頼されていないのか」とは感じていたものの、今で言うところのモラハラが軽く入ってたんじゃねえのかって今更ながらに思うよ。

ただ単に私は自分の趣味を思う存分楽しんでいるだけなのに、「他に男がいるのか」とか「他に出会いのチャンスを求めて行動しているのか」とか……そういう疑いを持たれることが多くなってからは「私のことを思っているようで、実はお前は自分のことしか考えてねえじゃん」としか思えなくなった。「お前が寂しいから暇だからそれを紛らわすために私を利用してるだけじゃね?」って気づいたらもうだめだった、交際なんて続けたくなくなった。

 

・恋愛で大切なのは愛情の度合いではなくて

そもそも私ははじめから、それこそ出会った段階からずっと「私には趣味が多くてそれを楽しむ1人の時間が無いとストレスが溜まりまくりになる。だから趣味を楽しむ1人の時間を確保させてくれ」と相手に伝えていた。それを踏まえればあの野郎が本当に私のことを考えているのなら、そんな1人の時間が大好きな私のために何ができるのかを考えて、「何も連絡をせずに1人で盛大に楽しませるのが1番だ」って結論になるじゃん。

でもあの野郎は「私を放っておいて、1人の時間を楽しませる」っていう簡単な、ある種の放置プレイができなかった。私のことを考えたうえでの行動に移す以上に、自身の寂しさを紛らわせることを優先した。それどころか私のことをさほど信頼せず、あらぬ疑惑をこれでもかとかけてきた。そんな態度をずっと取られていて私が耐えられるはずがなかったし、実際思うように1人の時間を楽しめられねえストレスが「別れる」って選択肢を突きつけたよな。

あの野郎との思い出はほとんど何も無えと言ってもいいくらいだし、「やたらと束縛してくるクソ面倒な男だった」くらいの感想しかねえよ。ただ、あの野郎からは「恋愛を左右するのは相手への感情の度合いじゃなくて、相手のためにどれだけのことができるのかにあるんだ」と最近になって学ぶことができたもんだ。私が1人の時間を削ってまであの野郎とそばにいたいと思えられなかったのは、それほどの愛情が無かったんだろうなってことにも気付けられたしな。




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