霜降 どいや

《出会いに夢見るおっさん女子》私が切り出した「別れよう」への後悔

過去の恋愛のほとんどでは「あの恋愛はああいう終わり方を迎えるしかなかった」と感じられる。でも、中には「あの時、私が別れを切り出さなければ」って後悔するものもあるんだよな。私が切り出した「別れよう」がきっかけとなって終わった恋愛だからこそ、他の選択肢を切り札として出していたらって。

 

・「あの恋愛をやり直せたら」とは思わねえけど

恋愛での失敗を繰り返して疲れてしまったからこそ、今のようなおっさんみたいな私がいる。恋愛自体は面倒に感じられるけどよ、やっぱり人肌が恋しくなる寒い季節には昔の恋愛をぼんやりと思い出すことがあるんだよな、たまに。いや、「あの恋愛をもう一度やり直せたらな」とは思わねえよ。でも、「あの恋愛での、あの時の私の決断は正しかったのかどうか」っていうのは考えてしまうんだよな。

「あの時の私があんなことを言っていなければ」「当時の私がああいう考え方をしなければ」っていう、過去の私自身が下した判断を今更ながらに振り返ってみると「ああでもないこうでもない」って後悔の念ばかりが付きまとうんだよな。恋愛で失敗を繰り返した私だけれど、その大半は「あれは別れるしかなかったよな」と今でも感じるものばかりだ。中でも最悪な別れ方をした恋愛に関しては、「あれは別れて正解の恋愛だった」とさえ思う。だけど、「あの時私が別れを切り出さなかったら」と思う恋愛もあるんだ。

・彼女としての存在価値が見出だせなかった恋愛

私自身の存在価値、もっと言えば「私が恋人としてそばにいたとしても、意味がない。恋人としての関係を続けていく意味がない」っていう彼女としての存在価値が見出だせなかったから、別れを切り出したことがあるんだ。「彼女である意味があるか?」って不安・疑問点以外にはとりわけ不満な部分はなかった。でも、やっぱり出会ってから上手く物事が進んで晴れて恋人って関係になれたのなら、少し特別な存在である恋人として必要とされたかったんだよな。「他の女性じゃなくて、あなたが恋人じゃないと嫌だ」みたいな、そういう恋人として特別に必要とされたかったんだよ、当時の私は。

で、実際にそういう恋人としての優越感だったり存在価値だったりを感じられなかった私は、その交際自体何の意味があるのか分からなくなってきたんだよな。出会いから恋愛を経て付き合ったものの、恋人として必要とされている自覚がなかった。私がそういうふうに感じられた以外には何の不満もなかったけれど、本当に恋人として必要とされているのか分からないっていうのは当時の私にとってかなりの不安要素だったっんだよな。ひょっとするとそんなに大切にされてないんじゃねえの?って。

そういう不安に耐えきれなくなった私は、ついに相手に「恋人を続ける意味ある?別れよう」って台詞を言ってしまった。その台詞が口から出てしまったのは、きっと「僕にはあなたが必要だ」的な旨の返事を聞いて「恋人としての存在価値」を確かめたかったんだろうな。「こんなことを言っても、きっと否定して彼女として必要だと言ってくれるはず」だと思っていた私は相手に甘えていたんだよ。

・きっかけは私が切り出した「別れよう」だけど

でも、結局それが原因で別れてしまったのは、当時の関係に不安や疑問点を抱いている私に、相手が我慢できなかったんだろうよ。そりゃあそうだよ、いきなり「恋人として関係を続ける意味ある?別れよう」なんて言ってくる恋人ってキツいっつーの。何かしら歩み寄ろうっていうワンクッション置いて、それでもどうにもならなかった時に言う台詞をいきなり言うんだからよ。現に、当時の私自身を振り返ってみると、恋人に「恋人を続ける意味ある?別れよう」っていきなり言うってどんだけ薄情で冷てえんだよって思うし。

自分のことばかり考えていた当時の私は、相手のことまで考えられていなかっただろうし、ひょっとすると相手も私に対して同じ考えを抱いていたのかもしんねえよな。出会った頃からもっとお互いにぶっちゃけトークをすべきだったし、いきなり別れの台詞を切り出した私は焦りすぎだった。まあ、そういう台詞を相手に言うと相手はどんな思いをするかっていう想像を巡らせられなかったほどには、当時の私がいっぱいいっぱいで余裕がなかったんだろうよ。でもな、やっぱりあの台詞を言うくらいなら、もっと話し合いなり互いが思っていることをきちんと打ち明けるなりしておくべきだったと感じるんだ。

あの台詞さえ言わなければ、別れなかったのかもしれねえし。あの台詞の代わりに、もっと互いに歩み寄るきっかけになる何かを相手に伝えれば良かったんだ。別れの台詞を口に出して言うくらいなら、もっと話し合ったり互いがどう思っているのかをハッキリ伝えたりしたほうが、よほど良い関係を続けられていた可能性があったんじゃねえのかって。自分自身に余裕がなかったとは言え、軽率に別れを切り出したあの台詞だけは後悔してしまう。今さら何を言っても何も変わんねえけどよ、これから先のどこかで出会いからの恋愛があるのなら、もう二度と同じような後悔はしたくねえよな。




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