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《吾輩はおっさん女子である》焦るから普通の恋愛が難しくなる

しばらく恋人がいなくて焦っている友人は、「普通の恋愛」がしたくて仕方ねえらしい。けれど、実際のところは恋愛に焦っているからこそ空回りをして、「普通の恋愛」からどんどん遠ざかっているようだった。必死なあまりにどんどん自分自身を理想から遠ざけている彼女の姿は辛そうだったし、昔の私自身を見ているようだった。

 

・焦りを感じる友人が思い描く「普通の恋愛」

恋人がしばらくいないことに焦りを感じて恋愛に必死になっている友人がいる。焦っている友人を見て「私も本当はこんな風に何らかの焦りを感じないといけねえんだろうな」とは思いながらも、恋愛が面倒くせえんだし無理にするもんじゃねえよなって勝手に納得をする。つーか、焦りを感じるのならまだ良くて、もはや何も感じなくなってきてるからやべえんだよな。恋人がずっといない私だから何もかもぶっちゃけられるんだろうな、そんな友人と飲むことがあって彼女の恋愛についての悩みを聞くことがあった。

彼女はとにかく「普通の恋愛」がしたくてしたくて仕方ねえようだった。出会った相手のことを好きになってその後相手のことや相手の気持ちをよく知らないから何回かデートを重ねる。何度も会っているうちに互いに惹かれ合っていき、きちんとした告白から交際をスタートさせて時間の経過やタイミングで体の関係も持っていって……ってのが彼女が思い描く「普通の恋愛」。

恋愛が面倒になっていてもうかれこれずっと恋愛をしていない私も、その「普通の恋愛」が「恋愛の流れってのはだいたいそうだよね」ってのはわかった。で、問題なのが「普通の恋愛」に憧れている彼女が、その本意とは全く異なる恋愛の進め方をしていて上手くいってねえことなんだよな。だからこそ、彼女は恋人がしばらくいないことに焦りを感じていて、なおさら「普通の恋愛」に憧れてんだよ。

 

・焦るあまりに空回りになる気持ちが分かりすぎる

「普通の恋愛」に憧れる友人は、出会った異性に対して「付き合いたいな」とアリと思われる・あるいは相手にそう思われたら、その相手を逃したくないがゆえにすぐに体の関係を持ってしまう。そして、だらだらとセフレみたいな関係が続いて「恋人とは何か」「セフレと恋人の違いは何か」が分からなくなって辛くなっているらしかった。恋愛を面倒に感じてしまっている私にはもはや焦りもクソも何もねえけど、幸せな恋愛に憧れるがゆえに焦って辛くなっている友人が見ていられなかった。

思うように恋愛がうまく行かずに辛そうな彼女は見ていられなかったし、焦るあまりに空回りになる気持ちが分かりすぎてしまったんだよな。今でこそ恋愛が面倒で日に日におっさんみたいになっている私だけど、昔は「恋愛をしないなんてあり得ねえ」とか「女は恋に落ちて恋愛をして恋人がいてナンボ」だとか思い込んでいた恋愛脳だったからよ、彼氏がいない時にはめちゃくちゃに焦ったんだよ。私に恋人がいようがいまいが、周りの人間の大半にとってはどうでも良いことじゃん。でも、当時の私は「恋人がいない自分」が嫌で嫌でしょうがなく感じたから、血眼になって新たな出会いを求めた。

で、焦っていて必死になってる時に冷静な判断ができるわけもなく、私は黒歴史を更新するだけ更新して何の安心も得られなかったし、しまいには勝手に恋愛が面倒に感じられるようになった。紆余曲折を経てやっと「恋愛は無理にするもんじゃねえよな」って気付けた私だけど、現在進行形で恋人がいないことに焦りを感じている友人はさながら昔の私を見ているようだったんだ。だから、焦るあまりに空回りする気持ちも分かるし、口には出さねえけどうまくいかない自分自身が嫌になってるのかもなって色々と考えてしまった。

 

・理想と現実の差が私達を苦しめる

それに彼女は焦ってすぐに体を許すからこそ、きちんとした手順を踏んでそういう関係へと至る「普通の恋愛」が羨ましくて仕方がないのかなあ、と思ってしまった。体の関係をどの段階で持つかどうかは当事者間の話だし、私がとやかく言える筋合いはねえよ。彼女がそうしたいんならそうすればいいんだし。けれど、「普通の恋愛」での様々な順序を飛ばして体の関係を持つことで、彼女は彼女自身が憧れる「普通の恋愛」から遠ざかっている現実が辛くて辛くて仕方ねえんだと思うんだよ。

理想を思い描くのは個人の自由だけど、その理想が現実とあまりにもかけ離れていたら、そりゃあもう精神的ダメージはクリティカルヒットだよ。私は今のおっさんみたいな生活に満足しているし、恋人がいなくても別に良いとさえ思ってる。けれど、仮に今の私が「素敵な出会いを経て良い男性と結ばれたい」って理想を掲げていたとしたら、今のおっさんみたいなザマを晒している現実との差に押し潰されていただろうよ。彼女が「恋愛は無理にするもんじゃねえよな」ってある種の悟りを開いたら、気持ちもだいぶ楽になるんだろうけどよ、そんなことを今の私の口から言えるはずもなく。

終始「普通の恋愛をしたい」とぼやいていた彼女は、「普通の恋愛」に憧れるがゆえに恋愛に焦って「普通の恋愛」から遠ざかっているように感じられた。体の関係云々は当事者間の問題だから「もうそんなことは止めろ!いっそう傷付くだけだ!」って第三者の私がギャーギャー言っても仕方ねえし、紹介する男もいない私には彼女の助けになるようなことは何もできねえ。「もしも(私が)男だったら好みの異性だったし、付き合えたのにねえ」って何とも言えない表情でぼやいた友人には、「本当女って性別に向いてねえし、男だったら良かったよ」としか言えなかったよ、無力だよなあ。もう、いつか彼女の手順を正しく直して付き合おうとする人と出会って幸せになって欲しいとかなり真剣に祈ることしかできねえんだよな。「普通の恋愛」ってのは焦れば焦るほど遠ざかる、簡単なようでめちゃくちゃに難しいもんなんだろうな。




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